RA(修了生)

山本 優理

主専攻
修士(政策・メディア)
修士(医科学)
博士(政策・メディア)
副専攻
医学研究科 修士(医科学)
研究テーマ

腸内細菌の理解に向けたマウス消化管内容物の網羅的解析

趣味
映画鑑賞、フットサル、ゲーム
特技
ヴァイオリン

5年間を振り返る

私が、リーディング大学院と出会ったのは、研究室内に流れた1通のメールでした。もともと、専攻していた生物学の知識や成果を社会によりはやく還元するために商学部や経済学部でビジネスについて少しでも学び直そうと思っていた私にとって、ダブルディグリー制度を採用し、留学などさまざまな面でのサポートをしてくれるリーディング大学院はとても魅力的なものでした。当時、山形のキャンパスにいた私にとっては、そもそも選考に入れてもらえるのかという不安を抱えながら応募したこともあり、合格通知が来た時には泣いて喜んだのを今でも覚えています。最初の2年間は毎週夜行バスで鶴岡-日吉キャンパスを往復していましたが、その通学が乗り越えることができたのも、リーディング大学院で得た大切な同期と経験のお陰で、本当に感謝してもしきれません。
大きな期待を抱いて入ってリーディング大学院では、本当に多くのことを学び、従来のカリキュラムでは到底得られないような経験をさせてもらいました。学内での豊富な授業、ゲストスピーカーを招いた講演会、企業から来ていただいているメンターとのディスカッションはもちろんですが、インターンやフィールドワーク、短期留学といった学外での活動を通して得た経験や人脈は本当に貴重なものです。特に、印象に残っているのはインターンと短期留学です。インターンは初めての海外長期滞在でしたが、同期に支えられながらもバスと電車を駆使した通勤や慣れない英語での仕事に挑戦した1ヶ月はとても濃く、英語力の向上はもちろんですが、アメリカでの物事の考え方、文化の違いを理解することができました。この1ヶ月で海外生活に対する漠然とした不安がなくなり、見知らぬ土地で何か新しいことにチャレンジする勇気を得ました。短期留学では、初めて学ぶ研究手法やソフトの扱い方について英語で学ぶという貴重な体験をしました。単語を聞いても日本語のどの単語、どの現象に対応しているのか専門用語が理解できず、その都度日本語と英語を対応させながらフォローすることで新しいことを学ぶ過程を改めて丁寧になぞることができました。これは日本語だけでは決して到達できなかったことだと思います。さらに、研究だけでなく半年アメリカで生活することで、インターンの時には感じることができなかったアメリカでの実生活、社会情勢などを感じとることができ、さらには今でもSNSを通じて連絡をとる同世代の友人ができたことは素直に嬉しいです。また、慶應出身の先生にもお会いすることができ、慶應のOBOGの絆の強さを実感しました。
一方で、このように長期間日本を離れる、より多くの授業を履修するということは、純粋な研究時間を維持するのがやはり難しく、主専攻である政策・メディア研究科、副専攻である医学研究科でお世話になった冨田教授、武林教授をはじめ、ファカルティ、ラボのメンバー、先輩後輩の理解がなければプログラムと研究を両立することができなかったと思います。そんな中でも学会発表、論文執筆までこぎつけたのも周りの先生のご指導のお陰です。
次に印象に残っているのは、毎学期末に設定されている合宿です。これは普段のグループ分けとは関係なく後輩とディスカッションをできる機会であり、合宿のコンテンツを通して英語力、ディスカッション力を培うことができました。さらには異分野で活躍する後輩に知識を共有してもらえる有意義な時間でした。やはり、一緒に寝泊まりすることもありディスカッションの時間もいつも以上にとることができ、ざっくばらんに意見を出すことができる環境も非常に贅沢でした。また、新しい知識の取得という点では、2年目に同期と一緒に行ったマーケティングの輪講も非常に印象に残っています。マーケティングのことを学びたかった私は、同期の1人とメンターの方にマーケティングの輪講を持ちかけたところ、最終的に同期がほぼ全員参加する輪講になりました。この時に、同期の意識の高さ、積極性、向上心にとても刺激を受けました。また、全く違った専攻の学生が集まった時にとても面白く幅広い議論が繰り広げられるということも学ぶことができました。このマーケティングの輪講を通して、顧客のニーズに合わせてサービス、モノを提供する重要性やこれまで意識していなかった問題の細分化の重要性を学びました。
最初にも述べましたが、私が鶴岡からの夜行バス通学を乗り越えられたのも、かなりヘビーでボリュームのあるカリキュラムをこなすことができたのも同じようにプログラムに挑戦してきたリーディングの学生、特に大切な同期のお陰で、彼らなしではここまでこられませんでした。腹専攻を修了した時に全員で箱根に旅行に行ったのも素敵な思い出です。これからも、彼らと切磋琢磨しながら楽しくたくさんのことに挑戦していきたいと思います。
最後に。人より5年多く学生生活を送ることができたのは、やはり家族の協力や理解の上に成り立っていると深く感じる5年間でした。これから、少しずつ家族孝行していきたいです。

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