研究留学のすすめ

片桐 渉 理工学研究科博士課程2年,RA2015
留学先:マサチューセッツ総合病院-ハーバード大学医学部
期間:2018年4月―2020年3月

1.主専攻の研究分野

レーザー光と生体の免疫応答に関する研究を行っています。近赤外線と呼ばれる目に見えないレーザー光で免疫細胞を活性化する技術を開発し、臨床応用に向けた光学、細胞、動物実験を実施中です。

2.今の留学先を選んだ理由

医工連携を超えた“医工融合”を実行するために、研究場所を矢上から全米屈指の大病院であるマサチューセッツ総合病院に移しました。現在所属しているラボは共同研究を行っている先生からの紹介です。所属先で培われたイメージング技術を用いてワクチンの生体内の動態を明らかにすることが私の第一のミッションでした。バイオメディカルは研究に時間がかかる分野ですが非常に恵まれた環境を最大限活用し、さらなる探求と実用化に向けて次のステップに移っています。

3.留学により実りのあったこと及び困難な経験

ボストンには学生、研究者、ビジネスマンなど本当に様々なバックグラウンドを持った人々が集結し、日々交流(=飲み会)をしています。研究留学は、授業等を履修する正規の留学に比べて外国人との交流が少ないですが、一方で日本人同士のネットワーキングは非常に盛んです。留学に何を求めるかは人それぞれですが、ボストンにおける研究留学は殊に日本の社会や経済の情報収集をし、俯瞰し見直す良いチャンスだと思います。

ラボが入る研究所。ハーバード大学やMGHのメインキャンパスとは離れたところにあります。
Navy Yardという地区にあり、旧海軍工廠にあった魚雷工場を改造して研究所とされました。
内部には爆風を逃す巨大な吹き抜けが残っており、第二次大戦の歴史を感じます。
所属する研究センター所有のPET装置。がんの検出に使います。
マサチューセッツ総合病院メインキャンパス。
ハーバード大学医学部のキャンパス。
MGHからは距離があるがセミナーや勉強会が頻繁に開催されているので、比較的頻繁に行きます。
ボストン遠景。
メンター石川繁樹先生のご厚意で実現したIBM Watson Healthの本社見学。