NZでの留学生活

石川 貴啓 理工学研究科博士課程2年,RA2015
留学先:オークランド大学工学部(ニュージーランド;NZ)
期間:2018年9月―2019年2月

1.主専攻の研究分野

人間の下肢のアシストデバイスへの応用を目標とし、現在は足の状態(位置・速度・角度)および環境の情報(階段の高さ・坂の傾きなど)を同時に取得するためのセンシングシステムの開発を行っています。慣性計測装置(加速度センサ・角速度センサ)と距離センサを複数両足に装着し、得られる情報の差異から足の状態および環境の情報を推定するアルゴリズムを構築しています。

2.今の留学先を選んだ理由

オークランド大学は数年前に国の政策により、NZ内の各大学より業績のある教授が集められたNZトップの大学です。施設の設備は優れている他、それぞれの研究室ととても近い距離にいるテクニシャンによる厚いサポート、自身の研究分野に近い慣性計測装置とモーションキャプチャーを用いた大学発のベンチャー企業もあり、研究環境としてとても優れていると感じ現在の留学先を選びました。また、様々な国からの学生がいる中、日本人の学生はあまりいないことも1つの理由となりました。

3.留学により実りのあったこと及び困難な経験

研究面:自身の研究スペースはGeneral labで、異なる指導教授を持つ学生が共同で使用する広い研究スペースです。この研究スタイルは、メリットとして他人の研究を知る機会が容易にある一方、デメリットとしては個々が異なる研究テーマを持つ場合研究チームとしての一体感はあまりないように感じました。現在の自身のテーマと似たテーマを持っている人は同じ研究スペースにはおらず、英語での会話に不安もあったことから留学に来た当初は一人で黙々と作業する時間が多かったと思います。少しずつですが英語のみの環境での研究に慣れ、有意義な時間を過ごせていると感じています。
私生活面:学会から帰ったある日,家につくと電気をつけると勝手に点滅し,コンセントにプラグを指すと火花が散るという危険な状態に遭遇しました。結果,電球・電子レンジ・自身のPC充電器などが次々と壊れ,電子機器類がまとも使えない数日間を過ごしました。不動産屋さんに相談し1週間ほどで自体は解決しましたが.日本の安定した電気系統のありがたみをより実感しました。(実は,解決したはずの今でもよく電球が壊れているので本当に解決したのか懐疑的です。)

Fig1: 工学部の建物
Fig2: 研究スペースがある建物(HSB)
Fig3: 研究スペース
Fig4: 週末にでかけたMuriwai (オークランドから車で40分ほど)
Fig5: Queen st(メインの通り)でクリスマス前のパレードを待つ人々
Fig6: ASBクラシック(テニスのATPツアー250大会)が行われるコートの外観