2018年度 ウィンターキャンプ

日程:
2018年12月15日(土) ~ 12月16日(日)
場所:
丸紅多摩センター研修所
〒192-0363 東京都八王子市別所2丁目39番2
参加者:
50名

Critical Discussion in English

ファシリテーター:ジョン ドゥモビッチ 先生
Facilitator: Jon Dujmovich (M.A., CELTA)

今回の企画は、ジョン ドゥモビッチ先生によるファシリテーションのもと、英語でのクリティカルディスカッションに挑戦しました。クリティカルディスカッションは、クリティカルシンキングのように論理的に考え結論を導き出す思考法ではなく、思考方法を様々に変えることを受け入れながら対話を行い、結果的に自身の考え方を転じるような影響力のあるディスカッションです。

そのようなディスカッションを展開する枠組みを学ぶ一つの方法として、『The doubting and believing game』と題したエクササイズを実施しました。このエクササイズでは、ある仮説に対して、「疑い」を呈するdoubting teamと「信じる」理由を述べるbelieving teamに別れ、疑う側、あるいは信じる側に徹しながら議論を行います。

一般に、科学的なマインドで行う議論では、前提や仮説を「疑う」ことが望ましいとされます。疑うことで、矛盾や根拠の弱さに気づき、より価値のある考え方を見出すことができるためです。そのため、「信じる」ことによる思考法は、科学の世界で用いられてきませんでした。しかし、どのような観点であれば「信じる」ことができるのか、信じる側に徹して考えることでこそ出会う新しい気づきもあります。クリティカルディスカッションでは、「疑う」だけでなく「信じる」ことで出会う考え方も受け入れることが1つの特徴です。

このようなエクササイズを通じて、クリティカルディスカッションの枠組みを学び、RAは、自分自身の研究分野で直面するディレンマや倫理的な問題と、西洋や東洋の哲学者の考えを結び付け、発表しました。また、デヴィッド・タカヨシ・スズキ氏の著書『The Sacred Balance』の一説を題材として”Interconnectedness”をコア概念とした議論を行い、その議論のプロセスをそれぞれポスターに表現し発表を行いました。

哲学や倫理学について勉強し、英語で議論する取り組みは、本プログラムでは初めての試みでしたが、科学技術的側面がクローズアップされる社会であるからこそ、このようなテーマで議論することの意義を感じる機会となりました。

修了生の座談会

リーディングプログラムの修了生6名が、ウィンターキャンプに参加し、座談会を開催しました。今回は、1期生5名(安藤大祐さん、坂本正樹さん、段牧さん、山本優理さん)と、2期生1名(山田翔士さん)が参加してくれました。修了生1、2名ごとに5つのグループにわかれ、リーディングプログラムでの活動、副専攻の選び方、学位論文の執筆や就職活動、仕事内容について意見交換を行いました。

クリティカルディスカッションの様子

集合写真

修了生の座談会

ディスカッションプロセスを表現したポスター発表の様子