工藤慎一 氏「店舗の遊休スペースを活用した世界初のシェアリングサービス」

2019年 11月 2日(土)、本プログラムの活動拠点日吉西別館にて、ecbo株式会社代表取締役社長の工藤慎一氏よりご講演いただきました。

工藤氏からは、2017年に立ち上げた”ecbo cloak(エクボクローク)”を中心に、ご自身のビジネスについてお話していただきました。

2014年にUber Japan立ち上げ期のインターンを経験された工藤氏は『モノの所有を、自由に。』というミッションを掲げ、「必要なときに、必要なモノが、必要としている人の手元にある世の中」の実現を目指し、2015年にecbo 株式会社を立ち上げました。2017年にローンチしたサービス”ecbo cloak(エクボクローク)”は「荷物を預けたい人」と「荷物を預かるスペースを持つお店」をつなぐ世界初の荷物一時預かりシェアリングサービスで、JR東日本・西日本、プロサッカー選手の本田圭佑氏などより出資を受け、全国47都道府県1,000店舗以上に導入されています。現在、ユーザーの7割は外国人で、アジアからの旅行者が多い一方、日本人の利用拡大についても進めているとお話しされていました。

講演の中で特に印象に残ったことは、プロダクトづくりに必要な3点①課題からスタートする ②リソースを制限する ③シンプルに、わかりやすく の3点が重要であるとお話しされていたことでした。限られたリソースの中で成果を出すために、Minimum Viable Product:MVPを意識し、本当に必要なことを洗い出す重要性についてのお話が、自分たちの成果についても重要ではないかと強く感じました。また、今後の事業拡大に向けて、利用可能店舗の拡大だけでなく預かり荷物の配送や海外進出の展望を語られており、実現したい世界のビジョンの明確さを強く感じました。

講演終盤の議論では、チーム作りについて初めに自分の苦手分野を補うメンバーを獲得した経緯を聴き、異なる背景やスキルを持つ学生が集まる本プログラムにおいても重要な視点であると強く感じました。自分だけですべて解決しようとするのではなく、出来ることと出来ないことを切り分け、適切な配分を見極める判断力がこれからのリーダーに必須であると改めて感じました。

(Texted by:RA7期生 経済学研究科修士2年 柴辻 優樹)

工藤 慎一氏
ecbo株式会社 代表取締役社長