柳澤大輔氏「地域から新しい資本主義を考えよう」 ~鎌倉資本主義の事例から~

2019 年 6月 29日(土),本プログラムの活動拠点日吉西別館にて,面白法人カヤック代表取締役CEOの柳澤大輔氏よりご講演を頂きました。

柳澤氏からは,面白法人カヤックの理念と,それに基づいた地域資本主義の取り組みについてお話していただきました。

今回は,面白法人カヤックにおける斬新な取り組みの数々をご紹介いただき,中心となっている考え方や精神的・物理的こだわり,およびそれらのエッセンスが詰まった鎌倉資本主義の事例についてご講演いただきました。

ご講演の中で,柳澤氏はカヤックにおけるさまざまな事業例を取り上げながら,面白い会社を作るためにまずは自分たちが面白がる必要があること,それには物事を“自分ごと化”することが大事であることを強調され,面白法人カヤックで実践しているブレインストーミング手法を紹介してくださいました。面白法人カヤックにおけるブレインストーミングは一般的なブレインストーミングと異なり,社員全員が創造的になり,主体性を獲得することを目的としています。経験に基づく合理的なエッセンスが随所に散りばめられ,シンプルながらも効果的に創造力を磨く手法でありました。
さらに柳澤氏は,カマコンと呼ばれる鎌倉を中心とした資本主義についてご紹介くださいました。カマコンは,面白法人カヤックにて培われた“自分ごと化”の精神や独自のブレインストーミング手法を取り入れた地方創生事例です。カマコンでは人の幸せが第一に考えられ,現地住民の方々に寄り添いながら皆が主体的になれる仕組みが整っており,スピード感をもって取り組まれていました。

講演の中で特に印象に残ったことは,たくさんのアイデアを出すことの重要性です。カヤック流のブレインストーミングによってたくさんのアイデアを出すことは,ポジティブに脳を変化させ創造性の獲得につながります。さらにアイデアを自分ごと化して実践することで,主体的に行動できるようになります。

文理融合型のバックグラウンドをもつ我々RAは,現状の問題点を分析し解決策を提示するという論理的思考に長けています。しかしオールラウンド型RAの本当の力は,豊富なバックグラウンドからあらゆるアイデアを生み出せることではないでしょうか。柳澤氏のご講演は,私たちの可能性を無限に広げてくれるものでありました。

(Texted by:RA7期生 理工学研究科修士2年 勝野 晃弘)

柳澤大輔氏
面白法人カヤック 代表取締役CEO
HP : https://www.kayac.com/