よく生きる研究所 代表 榎本 英剛 氏
「本当の自分を生きる」~本当の自分を生きるとはどういうことか,そしてそれをするための鍵は何か~

2018 年 10月 13日(土),本プログラムの活動拠点日吉西別館にて,よく生きる研究所代表,大学院大学至善館教授の榎本英剛氏よりご講演を頂きました。

榎本氏からは,ご自身が歩んでこられた人生と,それに基づく「自分らしく生きる」ための教訓についてお話していただきました。

今回は,1.理由なく自分の中から湧いてくる「内なる声」は天からの贈り物,2.シンクロニシティはその人が進むべき道を指し示す道しるべ,3.流れに乗ると,思いがけない形で人生の扉が開かれる,という3つのキーメッセージについて,榎本氏がそのような思いに至った経緯とともにご講演いただきました。

ご講演の中で,榎本氏は未知であることの価値を度々強調されていました。たとえばキーメッセージ1における「内なる声」は,自分の中から湧き出たにもかかわらず理由づけができない,自分にとって未知な思考を指します。多くの場合それは非常識かつ不都合なものですが,「内なる声」は世間や他者の影響を受けていない,純粋な自分らしさであるといえます。そしてキーメッセージ2におけるシンクロニシティもまた,自分が想定してこなかった偶然の一致,すなわち未知への遭遇に他なりません。こうした未知の領域は,既知の領域に比べて圧倒的に大きなウェイトを持つため,様々な可能性を自分に提示してくれます。
さらに榎本氏はキーメッセージ3において,未知なることを恐れずに一歩踏み出すことの重要性を説かれました。人は往々にして,先の見通せない未知を恐れます。しかし新たな発見を楽しむポジティブな視点をもち,未知の世界へ一歩踏み出すことができれば,新たな流れに乗る機会が生まれます。このように物の見方を変えて行動することで,人生の可能性を広げることができるのだそうです。

講演の中で特に印象に残ったことは,“流れに乗ること”と“流されること”の違いです。流れに乗るとは,リスクを覚悟して未知のものを選択することです。自分がこの道を選んだのだ,という強い覚悟を持つことで,心残りなく決断することができます。このような覚悟を常に持つことで,人生のあらゆる決断をポジティブに行うことができるでしょう。

未知であることを恐れるのではなく,むしろ楽しむように受け入れることは,オールラウンドなグローバルリーダーを目指す我々RAにとって必要不可欠な視点です。しかしそうして流れに乗るだけではなく,エネルギッシュに自ら新しい流れを生み出していく姿勢を持つことで,さらなる可能性が開けるのではないでしょうか。

(Texted by:RA7期生 理工学研究科修士1年 勝野 晃弘)

榎本 英剛 氏
よく生きる研究所 代表
HP: http://www.yokuikiru.jp/
大学院大学至善館 教授
HP: http://shizenkan.ac.jp/