横浜市政策局共創推進課 関口昌幸氏「横浜市におけるオープンイノベーションとリビングラボの展開」

2018年5月26日(土),本プログラムの活動拠点である日吉西別館にて,横浜市政策局共創推進課の関口昌幸氏より,ご講演いただきました.
関口氏は,もともと横浜市政策支援センターにて働いていらっしゃり,その過程でオープンデータの取り組みを始められました.その後,共創推進課に移られ,官民連携でのオープンデータを活用した経済発展,地域問題解決にご尽力されています.


関口氏からは,横浜市の経済発展におけるオープンデータを活用した公民連携の重要性について実例を交えつつ熱くお話いただきました.共創推進課の活動は,文字にも表れているように横浜市の新たな経済成長を「共に創ることを推進」することです.昨今多くの自治体が,少子高齢化やそれに伴う人手不足などの地域課題を抱えています.ご講演の中では,このような状況下で行われている「アイデアソン・ハッカソン」のような超実践的なイベントに始まり,ICTを通じた対話のプラットホーム「ローカルグッドヨコハマ」の仕組み,官民データ活用推進計画のパイロット事業である「リビングラボ」などの実際の活動についてご講演いただきました.

ご講演の中で,関口氏は高齢化に伴う課題を乗り越えて経済発展を遂げるためには,行政のみならず,民間も一体になって問題解決する必要があることを強調されていました.その理由は,民間も加わることによって,地域に根差した潜在的なニーズを発掘することで,実現性も高くなる上,地域ごとでの問題解決は,最終的に市全体での経済発展に繋がるためです.オープンデータと経済発展は一見すると繋がらないように思えますが,民間に根差した問題を見つけ,その問題を行政でなく民間が解決するというモデルから経済発展への道が見えてくるようです.リビングラボという活動様式について,関口氏は,最終的に全国レベルでの活動に拡大させたいとおっしゃっていました.関口氏の熱いお言葉から,市民の問題解決意識の高い横浜が,将来,このような活動のリーダーとなっていることを期待せずにはいられません.
我々は本プログラムで,社会に存在する問題を見つけ,それを解決する政策を提言しています.今回の関口氏のご講演はその政策を社会に実装するときに実装様式のお手本として非常に意義のあるものであると思いました.
 

(Texted by: RA7期生 理工学研究科修士課程1年 古志 飛)

関口 昌幸 氏
横浜市政策局共創推進課 HP: http://www.city.yokohama.lg.jp/seisaku/kyoso/