2014年12月6日(土)、本プログラム活動拠点である日吉西別館において、新日鐵住金株式会社の佐々木 純氏にご講演をいただきました。
新日鐵住金株式会社は、それぞれに長い歴史をもつ新日本製鉄と住友金属が2012年に合併した企業です。「総合力世界No.1の鉄鋼メーカー」を目標に掲げ、これまでの歴史で培った対応力と現場力を武器に、現在も成長を続けています。
今回のご講演では、ご本人の幅広いご経験の中から3点、お話頂きました。一つ目は、自分の視点を持つことです。外国語を学ぶことは単なる言葉の学習にとどまらず、その国の文化や考え方を学ぶことにもつながるというお話は印象的でした。筆者の印象としては、多様性と画一性それぞれのメリットのお話に加え、どのような場面でどちらの考え方に基づいて思考するべきか、という点に関するお話を頂けたように感じます。二つ目はルールについて。米国のどんな会議も「ロバート議事規則」に従っているというのです。また、ルール作りの巧みさに関して欧州のデジュール標準戦略の紹介がありました。三つ目は、静かに笑顔で交渉に当たるというものです。そしてサービス精神は、自分のキャリアパス形成のために役に立つものであるとのお話でした。
(Texted by : RA 3期生 理工学研究科M1 池田)
佐々木 純氏 新日鐵住金株式会社 制御研究部長
新日鐵住金株式会社 http://www.nssmc.com/index.html