プログラムの目的

-次代の高度博士人材を育成・輩出する-

20世紀は高度産業化社会の発展の時代でしたが、21世紀に入り一転して、1)急速な少子高齢化の進展、2)低成長経済の定着等という、いわば超成熟社会に先進国のなかで最初に突入しています。そこでは、人類の持続可能性を問う地球温暖化やエネルギー・食糧問題等、複雑でしばしばトレードオフの選択を要する難問が多数出現しており、一つの専門分野ではどうにもならず、複数の文理専門分野を融合して解決の糸口を見出してゆく時代になりました。
そのような時代に、社会が求める人材とは、新しい社会の仕組みを創り、新しい産業を発展させ、国際社会を先導しながら超成熟社会の持続的な発展のシナリオを描き、それを断固として実行できる専門性と周辺総合力をともに備えた次代のリーダーです。
これまでの大学院では学術的貢献に価値をおく教育研究活動が中心でした。今こそ独創的な企画力と高いマネージメント力を備えた高度博士人材が社会から渇望されています。ここに、骨太の主専攻を基盤に、本格的な文理融合と産業界・行政との密な連携による革新的な教育環境の中で、来るべき超成熟社会の持続的発展をリードできる次代の高度博士人材の育成・輩出を目指す本プログラムの具体的で大きな意義があります。