株式会社キャンサースキャン代表取締役 福吉 潤氏 「社会を変えるマーケティングとは」

2016年12月3日(土)、本プログラムの活動拠点日吉西別館にて、P&GからハーバードMBAを経て、現在株式会社キャンサースキャンを立ち上げた福吉潤氏に講演して頂きました。

福吉氏は社会的に予防医療の普及に問題意識を持ち、株式会社キャンサースキャンの代表取締役として、ご活躍されております。本公演では、P&Gで培った知識を用いて、社会に貢献する事業を立ち上げた経緯についてお話をして頂きました。

お話の中では、P&Gから「専門性」を養い、MBAから「コラボレーション」が生まれた経緯についてご紹介したいと思います。
一つ目のキーワードである「専門性」は、福吉氏がマーケターとしてP&Gで働き、その一例として洗剤のアリエールを15%のシェアを20%にした経験をケース・スタディ方式でお話をしてくださいました。ここでの重要な要素は、どのようにして差別化を図るかです。セグメンテーションを行い、そのターゲットに訴求力が高まるように、製品的な特長を便益に転換することにより、消費者へのニーズへと繋がり、消費者の購買意欲へと繋がるのです。
二つ目のキーワードである「コラボレーション」は、ハーバードMBAで医療に携わっている人との出会いがきっかけで、連携が始まり、現会社であるキャンサースキャンが立ち上がったことをお話いただきました。キャンサースキャンは医療とマーケティングが組み合わさった会社であり、がんの予防を促すために、マーケティングを利用して、がん検診に行く人を増やすための取り組みを行っています。

最後に、福吉氏はマーケティングという専門を極めたことによって、医療とマーケティングという組み合わせができた経験から、私たちのリーディング大学院プログラムの意義に対し理解を示してくれました。私たちリーディング大学院では、主専攻を軸に博士まで専門性を高めると共に、副専攻と水飲み場効果により他分野の専門の人と交流することで、「コラボレーション」が生みやすいプログラムになっております。

専門性を持つことは、新しいものを生み出す力に繋がるとおしゃっておりました。最後に、福吉氏は「0→1」への事業を今後も立ち上げたいと、今後を見据えたお話もして頂きました。

(Texted by: Texted by: RA5期生 政策・メディア研究科 修士1年 久保 友理恵)

福吉 潤氏
株式会社キャンサースキャン代表取締役 
株式会社キャンサースキャン:https://cancerscan.jp/