富士ゼロックス株式会社 有馬利男氏 「私を導いてくれたもの」

2016年10月29日(土)、本プログラムの活動拠点日吉西別館にて、富士ゼロックス株式会社イグゼクティブ・アドバイザー兼国連グローバルコンパクト・ボードメンバーの有馬利男氏よりご講演を頂きました。

有馬氏は1967年に富士ゼロックスに入社されてから一貫して、その業績拡大とともにキャリアを歩んでこられた方で、社長を務められた後、現在は健全なグローバル市場を創るという使命を抱えた国連のグローバルコンパクトのメンバーとしても活躍されています。

講演の中で、富士ゼロックスがビジネスモデルとして、単に複写機を売るだけでなく、人間社会をよりよく理解するコミュニケーションを提供する、というビジョンを掲げていることに触れられ、それが技術革新と「企業価値」の向上を実現していることをわかりやすく解説して頂きました。また、かつて長らく社長を務められた故・小林陽太郎氏との交流を通じ、優れた経営哲学を学んでこられたこと、そして同時に現在ではスタンダードとなっているCSRやダイバーシティ、リサイクルビジネスなど先駆的な取り組みに尽力されてきたこともお話され、社内での豊かな人間関係と、社会全体に価値を提供するようなムーブメントを推進する過程に感銘を受けました。

私たちリーディングプログラムの学生は、成熟した社会において、将来のリーダーとして新たな価値を社会に提供することが期待されています。有馬氏の今回のご講演の中で、富士ゼロックスが取り組んできた様々な働き方の改革において、「企業品質」を高める上で社会性・人間性・経済性という3要素のバランス・統合が重要であるというお話がありました。これは今後の日本社会を考える上でも示唆に富む理念であると思います。経済成長のみを目指すのではなく、多様な人々を包摂しながら発展して行けるような社会を構築するにはどうすればよいのか、今回のご講演をきっかけに改めて考えていきたいと感じました。

(Texted by: RA5期生 横倉瑳之)

富士ゼロックス株式会社HP: http://www.fujixerox.co.jp/
国際連合 グローバル・コンパクト HP: http://ungcjn.org/gc/index.html

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