慶應義塾 常任理事・慶應義塾大学名誉教授 戸山芳昭氏「超高齢社会における日本の医療と求められるリーダー像」

2016年6月11日(土)、本プログラム活動拠点である日吉西別館において、戸山芳昭先生に、「超高齢社会における日本の医療と求められるリーダー像」と題して、ご講演頂きました。

戸山先生は、現在、本学常任理事及び名誉教授の職にあります。本学医学部をご卒業後、整形外科の臨床医及び当教室の教授を経て慶應病院長を務められたほか、学外でも日本学術会議会員、厚生労働省の厚生科学審議会専門委員等として華々しくご活躍されております。

ご講演では、人口動態、平均寿命や健康寿命、医療の現状といった様々な角度から日本と世界を比較し、日本社会の問題点や今後目指すべき姿についてご説明頂きました。特に印象的だったのは、健康寿命に関するお話です。日本のように高齢化が進むにつれ、有病率も高まっていくことは避けることのできないことです。その中で、健康寿命を延ばしていくには認知症を予防し、運動器の健康を維持することが大切である一方で、辛い中にも楽しみを見つける、感謝の気持ちを忘れないといった精神面も重要であると語られました。

これからの時代が求める人物のキーワードとして「挑戦」、「主体性」ということを挙げられていました。本プログラムで学んでいく上でリーダーに求められる資質は何かという疑問は自分自身に問い続けなければならないことです。講演の最後におっしゃられた「何事も一生懸命に努力しなさい」「楽しく前向きにやりなさい」というお言葉は、リーダーとなる人材を目指す上で常に立ち戻るべき原点であると考えます。

(Texted by: RA5期生 理工学研究科修士1年 今給黎薫弘)

戸山芳昭先生
慶應義塾 常任理事 慶應義塾大学 名誉教授
日本学術会議会員
厚生労働省 厚生科学審議会専門委員,他

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