ルール大学ボーフム Uwe Czarnetzki教授 キャリアパスを語る

2015年10月3日(土)、本プログラムの活動拠点である日吉西別館において、ルール大学ボーフムのUwe Czarnetzki教授にご講演頂きました。

Czarnetzki氏は、教授として主にプラズマ物理学を研究されている傍ら、日本学術振興会研究者同窓会の共同創立者でもあり、議長やジャーナル誌の編集者など様々な役職を務め、学術研究の進歩や研究者の国際交流に多大な貢献を為してこられました。

講演では氏の生い立ちから研究者としてのキャリアパスを振り返り、学問を志す全ての人に通じる貴重なアドバイスをいただきました。氏は幼いころより数学、物理、天文学、政治や語学など幅広い分野に興味を持たれ、署名活動を行ったり研究室の設備を一からつくるなど、常に積極的に行動を起こされたそうです。本当に学びたいと思えばほぼどんな状況でも実現できるということの証明のようなエピソードを沢山聞かせて頂きました。科学をする上では頂上へたどり着くまでに深い谷を越えていかなければならず、頂上にいられる時間はとても短いものだけれど、その瞬間はそれまでの全ての苦労を酬いるものであると氏は仰いました。

また質疑応答では、「大学ランキングでの順位が低迷する日本の大学がより良い大学になるには何が必要か」という質問に対し、よい大学をつくるのは最終的には生徒であると仰ったことが印象的でした。大学にあっても社会にあっても、やりたい事があり、自分の力でそれを成し遂げる人材が求められます。我々にできることは、良い学生たること、また未来の学生達の探求を後押しする環境を作っていくことであると思いました。

(Texted by:RA2015 山岸優)

Uwe Czarnetzki氏
ルール大学ボーフム(ドイツ)教授、前学部長
ルール大学ボーフム : http://www.ruhr-uni-bochum.de/

Chair of Experimental Physics V, Faculty for Physics and Astronomy

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