慶應義塾大学文学部教授 倉田敬子氏「私のキャリアパス」

2015年7月25日(土)、本プログラムの活動拠点である日吉西別館において、本学文学部教授の倉田敬子氏からご講演いただきました。倉田氏は本プログラムのプログラム担当者も務めておられます。

倉田氏は本学文学部図書館情報学専攻において教授を務める一方、日本図書館情報学会副会長や国立国会図書館科学技術情報審議会委員など、学外においても多数の役職を務めておられます。ご講演では倉田氏のキャリアパスと、倉田氏の研究分野である学術コミュニケーションについてお話し頂きました。

大卒女性の就職が非常に限られる時代、倉田氏は大学に残り研究をする道を選ばれました。そこでは研究者として研究を行う一方、大学教員として教育と大学の運営にも携わってこられました。研究分野に関しては、学術成果の流通手段が論文雑誌から電子ジャーナル、そしてオープンアクセスへと向かいつつある中での図書館の変遷をお話し頂きました。「大学図書館の役割は、研究者個人が持てない雑誌に対して、半永久的なアクセスの保証をすること」というお言葉がとても印象的です。私たちが普段何気なく使っている図書館や電子ジャーナルも、学術を振興する上で極めて重要な役割を担っていることを再認識しました。研究を進める上で欠かせない図書館、その役割が時代の流れとともに変化しています。情報と研究者をつなぎ、そして研究者同士をつなぐ役割に向かいつつある、とのこと。研究における図書館の位置付けが大きく変わる日が来るのかもしれません。

(Texted by:RA4期生 片桐渉)

倉田敬子氏
慶應義塾大学文学部教授
慶應義塾大学文学部 : http://www.flet.keio.ac.jp/

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