NTT東日本 取締役 笠井澄人氏 ~これまでの人生と経験、そこから学んだこと~

2015年6月20日(土)、本プログラムの活動拠点である日吉西別館において、東日本電信電話株式会社の取締役を務めておられる笠井澄人氏にご講演いただきました。

東日本電信電話株式会社(以下NTT東日本)は、1999年NTT再編に伴い設立された日本最大手の電気通信事業者です。この時代はインターネット、携帯の普及が加速し始めたころで、これまでの間に情報通信市場は急速に変化し、競争も激化の一途を辿っています。
今回の講演では、このような激動の中でキャリア形成された笠井氏にNTTグループの紹介、笠井氏のキャリアパス、その多様な経験からリーダーとしてあるべき姿等についてお話していただきました。

その中での“日本の成長の停滞”や、従来型の“正解を早く見つける人材”、次世代の成長に本当に必要とされる“正解がない中からより良い解を見つける人材”のお話は、日本の突きつけられた厳しい現状について直感的に理解させるだけに留まらず、正解がない問題を解く重要性を強く認識させられものでありました。これは我々RAが取り組んでいる政策提言そのものに通ずるものであると感じました。 また、“就職面接に定番の黒スーツ以外で臨むべき”という提案には私をはじめ多くの人が度肝を抜かれました。特異性を持った人材を求める社会のニーズについて強烈に考えさせられる一面でした。
質疑応答での“日本人の多くが野心を持つためにはどうしたらよいのか”との質問に対しては、自身が保護者として経験した“筆算で計算をする際には線を定規で引きなさい”と教える小学校の先生がいたことを紹介し、爆笑が起こりました。こういった本質とは異なる価値を見出そうとする日本の教育の問題点をアメリカの教育と比較し、論じておられました。予定の時間を大幅に延長し、多くの学生との質疑応答で大いに盛り上がりました。  
今回リーダーとして長年組織マネジメントに携わったご経験からの笠井氏の講演は、次世代のリーダーを目指す我々RAにとって非常に有意義なものとなりました。

(レポーター:RA4期生 小島康裕)

笠井澄人氏
NTT東日本 取締役, 埼玉事業部長, 埼玉事業部埼玉支店長兼務
NTT東日本–関信越 代表取締役

NTT東日本 http://www.ntt-east.co.jp/