カテゴリー別アーカイブ: キャリアパス講演

神奈川県知事 黒岩祐治氏 「夢を実現するチカラ」

2017年7月8日(土)、本プログラムの活動拠点である日吉西別館において、神奈川県知事の黒岩祐治氏よりご講演をいただきました。

今回は政治的なお話を離れ、黒岩氏ご自身のキャリアパスについてお話しいただきました。黒岩氏はキャスターとして活躍したのち政治家に転身なさるという特異な経験をしており、そのエピソードをユーモアを交えてお話しくださいました。
黒岩氏はキャスターと県知事という、一見共通点のなさそうな職種を経ていますが、その過程には一貫して、世の中の困っていることを解決したいという思いがありました。そのビジョンを達成するために形にとらわれず最良の状態を選択するという考え方は、今後の我々RAが自身のキャリアパスを考えるうえで非常に勉強になるものでした。
黒岩氏はキャスターを務める前に記者として活躍されていました。そのためキャスターになった際に上司から、自身は記者でありディレクターでありキャスターである、と言われました。ちょうどその時、救急隊が応急処置しか行うことができないということを知り、この改善のために自ら2年間取材をし、自身の担当するニュース番組にて特集を組んで報道されていました。その報道が功を奏し、救急隊が医療行為を行える救急救命士という資格を設立することが叶いました。
この資格の設立は、黒岩氏の“いのちをつなぐこと”という自身の原点となる思いから実現されたことでした。神奈川知事である今も、“いのち”、“マグネット力”が大切であるということを指針に活動なさっています。マグネット力とは、人を惹きつける力・魅力を表わす、医療の現場で使われる言葉だそうで、キャスター時代に医療機関と接する中で知った言葉だと仰っていました。そして“いのち輝くマグネット神奈川”の実現をミッションに現在奮闘なさっています。
黒岩氏は「人間はひとりひとり生まれながらにミッションをもっている。そのミッションにどこで気づくか」が重要であると仰っていました。そして夢を実現するためには、
1. ミッションを見つける
2. パッションを持つ
3. アクションする
ということが必要であると仰いました。

黒岩氏は、ミッションを見つけることは容易ではなく、ミッションが見つけられていなくてもおかしなことではないと仰いました。今後自分のミッションを見つけられた時、自分のパッションを惜しみなく注ぎ、恐れずにアクションをしていきたいと思いました。

(Texted by: RA6期生 理工学研究科1年 篠﨑紗衣子)

黒岩祐治氏
神奈川県知事 黒岩祐治オフィシャルウェブサイト
http://kuroiwa.com/

慶應義塾大学 経済学部 津谷典子教授「現代人口と歴史人口–結婚の要因と比較分析」

2017年6月24日(土)、本プログラムの活動拠点である日吉西別館において、慶應義塾大学経済学部教授であり、厚生労働省の社会保障審議会の人口部会長など、政府の委員としてもご活躍されている津谷典子様よりご講演をいただきました。

今回は、津谷様のご専門である人口学に関連した内容でご講演をいただきました。超成熟社会の課題について考える我々にとって、人口の問題は特に関心の強いテーマであり、今回のお話は非常に勉強になりました。

津谷様は、シカゴ大学大学院で計量分析法を学ばれていた際、歴史人口のデータに触れ、歴史人口のセミナーを取ったことがきっかけで人口学と出会い、人口学をご専門にされました。また、シカゴ大学大学院では数理統計の必修単位の取得に苦労したけれど、数理統計は年を取ると学ぶことができないうえ、本を読んだだけでは身につかないため、当時やっていてよかったと話され、数理・統計を学生が学ぶことの重要性を伝えてくださいました。

人口学は医学、疫学、経済学、社会学、歴史学、数学など、実に多彩な分野の方の貢献により成り立っており、また、人口は世界規模のテーマであるため、実際に色々な地域に足を運び研究が行われます。津谷様はこれらの人口学の学際的、国際的な側面を、人口学をやっていたよかったこととしてあげられました。

また本講演では、近世と現代の日本における結婚の確率に寄与する要因について、実際の分析結果を示してくださいました。特に、男性は近世、現代のどちらにおいても経済的要因が結婚に与える影響が大きいという結果がとても印象的でした。このような人文・社会科学的な結果に対して、分析においてはCoxの比例ハザードモデルなど、専門的な統計の手法が用いられていました。この分析結果は、人文・社会科学的な素養と数理的な素養があわさったからこそ得られたものであるといえます。

津谷様は文系の素養、理系の素養をあわせもっており、まさに我々、このリーディングプログラムのRAが見習うべき存在であると感じました。津谷様の、英語力をみがき、そして理科系の院生は歴史を含む文科系の教養を、文化系の院生は数理・統計の素養を養う、という言葉を胸に、我々RAは今後の活動に取り組んで参ります。

(Texted by : RA6期生 理工学研究科1年 米山慎太郎)

津谷典子様

慶應義塾大学経済学部・大学院経済学研究科 教員紹介
http://www.econ.keio.ac.jp/about/faculty-list#modal_5177

厚生労働省社会保障審議会(人口部会)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-hosho.html?tid=126704

California Department of Public Health IAQ Program Chief 熊谷一清先生「海外で学ぶとは、海外で働くとは」

6月21日(水)、本プログラムの活動拠点である日吉西別館において、California Department of Public Health IAQ Program Chief、熊谷一清先生よりご講演をいただきました。

我々日本人学生への啓発ともいえる講演である。熊谷先生は、本学リーディングプログラムにおいて実施される海外インターンシップでも、受け入れ先として大変お世話になっている。講演は、熊谷先生の我々に対する発議とそれによるディスカッションで活発に進んだ。海外で学ぶ、海外で働くとはどのようなことなのか。

本講義の滑り出しは熊谷先生の突然の質問だった。
「はい、では質問をどうぞ?」
会場は沈黙である。それもそう、まだ熊谷先生はほとんどお話されていない。
どういうことか。

続いて、熊谷先生が口を開く。
「皆が主体性をもち積極的にこの場に参加していれば、皆は聞きたいことだけを私から盗んでいけばよいだろう。質問がないならば、なぜ今ここにいる?」

その始まりは印象的であった。熊谷様が終始講演で強調したのは「能動的(Independent)、積極的(Positive)であれ」というメッセージである。例えば、スタンフォード大学で学ぶ学生は、講師の質を見極める。もし、レベルが担保されていない講義があろうものなら、学生から弾劾が下るような環境であるという。そのくらい、学生が「真剣」に臨むのである。
しばらくして、ちらほら質問が出始め、我々も「真剣」にその講義を聞き入った。

日本人はおとなしめで消極的なイメージであり、実際にその表現は的を射ていると思う。しかし、海外、特にアメリカでは「Who are you?」なのである。すなわち、文化的、民族的背景の全く異なる人々が一同に会し、勉強や議論、ビジネスを行うのが現代の国際社会、明確な意志表示をしなければその場にいなかったものと同じとみられる環境なのである。これはアドミッションの段階でもその特徴が表れている。すなわち、海外における履歴書、Resumeは定型的なフォーマットが存在しない。デザインが得意な人間であれば、そのデザイン力を生かしてもよいのである。本人の全てをあらゆる表現で示せるのがResumeであり、定型的な日本の履歴書しか知らないと海外で面喰うだろう。

熊谷様は、自身の海外の議論でのエピソードなどを以て、我々に積極的な議論参加の重要性を示してくれた。しかし、だからといって他に率先して喋りまくればよいというわけではなく、しかるべき時には明確な意志表示を、傾聴すべき場面ではしっかりと耳をすますことが重要なのである。
だが、総じて日本人は明確な意思表示が苦手である。これは集団主義に代表される日本人の文化的な一側面ではあるが、国際的なビジネスの文脈では暗示的な日本人特有のコミュニケーションは相応しくないだろう。
また、熊谷先生によれば、我々日本人が、英語での議論でうまく自分の意見を伝えることができないのを、英語の不堪能さのせいにする傾向があるという。しかし、実はそうではなく、そもそも伝えたいことがまとまっていないことが問題になっている場合が多いという。明確な意思表示をしない癖が習慣となってそもそも伝えたいこともまとめられないのは、そもそもの問題である。

また、日本人がよく陥りがちな組織の肩書への拘りについても、言及下さった。世界における大学ラインキングは様々な指標が存在し、その評価軸によって左右されるが、最も有名なWorld University Rankingで、慶應義塾大学は日本では11位、世界で600-800位である。熊谷先生は講演の中で直接サイトにアクセスし、その順位をスライドに示してくださった。このような順位では、「慶應義塾大学」の名は世界においてはほとんど知られていないだろう。日本の大学の最高峰に君臨する東京大学でさえも40位でこれでも世界的には有名とは言えないレベルである。つまり、世界においては、慶應義塾大学の肩書はほとんど意味をなさないのである。その中で、大学にいるメリットについて、熊谷様は「資源」「表現力-知識、語学、論理展開力」「仲間(ネットワーク)」を挙げられた。特に仲間の存在は最も大きなものになっているとの経験談をお話下さった。近年の専門領域の多様化と複雑化が進む社会においては、協力や提携こそが必要である。そのためにも、自分および自分のやりたいことを手短に、論理的に伝えられる能力が必須であろう。

様々な質疑応答と議論を経て、熊谷先生は最後に我々への激励を下さった。
やりたいことがない人へは、「与えられた場で精一杯やってみる」ことが大切であるという。物事の面白さはある程度やりこまないと意味がない。
そして、何より失敗することが大切である。
失敗しないのは進歩していないのと同等である。
-「No pain, No gain」
来年へのインターンおよび今後の研究活動に向けて、海外への意識が高まった貴重な講演であった。

(Texted by : RA6期 商学研究科修士課程1年 石田陽一朗)

熊谷一清氏
California Department of Public Health IAQ Program Chief,
Lawrence Berkeley National Laboratory Affiliate Scientist
東京理科大学 客員教授

スタンフォード大学 循環器科・医師 池野文昭先生「僻地医療からシリコンバレーへ! 日本を飛び出し16年、今だから言える 若き皆様へのアドバイス」

2017年6月17日(土)、本プログラムの活動拠点である日吉西別館において、池野文昭氏(Program Director (U.S) Japan Biodesign, Stanford Biodesign, Cardiovascular Medicine)よりご講演をいただきました。

池野氏は9年間,日本で僻地医療を含む地域医療に携わった後,2001年からスタンフォード大学にて研究を開始されました.現在までに200社を超える医療機器ベンキャーに関与し,多くの企業を成功に導いてこられました.現在は日本にもシリコンバレー型の医療機器エコシステムを確立するため力を注いでおられます.池野氏は,本講演前に「私の異国での経験を赤裸々に白状する.そして,自分の人生を考える糧にしてほしい.」と仰っていた通り,ご自身の経験,成功,失敗,そこから学んだことなどを時間の許す限り熱意を込めてお話ししてくださいました.

池野氏はスタンフォード大学に留学した際のミッションであった
1. 世界中に友達を作りなさい
2. 日本の将来を一生懸命考えなさい
を今も心に抱いて活動しておられ,世界中の一流の研究者,起業家,投資家らと共に,世界を飛び回り日本の医療機器エコシステムの確立に尽力されています.池野氏の講演はユーモア溢れるお話の中にも,池野氏が僻地医療で,アメリカの医療現場,研究現場で,また様々な企業と関わる中で感じたこと,学んだことが散りばめられ,グローバルリーダーを目指す我々RAにとって非常に興味深く,学ぶべきことの多い内容でした.

また,最後に本プログラムについて,プログラムの発展は学生のモチベーションに依存すると仰り,全てのRAにとって激励の言葉となりました.

(Texted by:RA6期生 理工学研究科1年 鶏内朋也)

池野文昭氏
Program Director (U.S) Japan Biodesign, Stanford Biodesign, Cardiovascular Medicine
MedVenture Partners取締役チーフメディカルオフィサー HP
http://www.medvp.co.jp/member/

慶應義塾大学 政策・メディア研究科 高橋 秀明特任教授 「キャリアは創られる、No Matter What!」

2017年6月3日(土)、本プログラムの活動拠点である日吉西別館において、現在慶應義塾大学政策・メディア研究科で特任教授を務められている高橋秀明氏よりご講演をいただきました。

髙橋氏は慶應義塾大学工学部修士号取得後、アメリカへ渡りニューヨーク州立大学でコンピュータサイエンス修士を取得されました。その後は米国NCRに入社し、日本NCR会長、米国NCRコーポレーション上席副社長、富士ゼロックス代表取締役副社長、FXパロアルト研究所会長を歴任されました。現在は慶應義塾大学政策・メディア研究科で特任教授を務められている他、国立科学博物館の経営委員を勤められるなど多種多様な分野でご活躍されています。

高橋氏は「キャリアパスというのは意図して創るものではなく人との出会いによって創られていくものだ」と仰っていました。ご講演の中では御自身がこれまで歩んできたキャリアパスがどのように、どんなきっかけで形成されてきたのか、これまでの人生の転機、それをもたらした人々との出会いについてお話くださいました。

高橋氏は「これまで人との出会いに触発されて、やったことのない様々なことにチャレンジしてきた」と仰っています。その言葉通り、これまでエンジニア、マネージャー、工場長、営業、事業会社のリストラ担当、社外取締役、大学教授など多岐に渡る様々な仕事に携わってこられ、どの分野でも大きな成功を収めておられます。驚くべきことは、そうした仕事のほとんどは今までやってこともないまったく未知の分野であったということです。最初は不安や不満を感じても、好奇心に従いどんな分野でも積極的に挑戦してきたことが今につながっていると髙橋氏は語っています。

とにかく多種多様な分野で成功を収めてきた高橋氏ですが、これまでに起こった人生の転機はすべて人との出会いから始まったそうです。「キャリアパスは自分だけでは創れない。人の助け、示唆が必要。だからこそ転機がおこりそうなところへ身を置くことが大切。」と高橋氏は言います。また、人との出会いと同じくらいに自分が好きだと思うことに対して、とにかく「努力」することが大切だと。「負けるな!怯むな!挫けるな!の精神で普段の努力、不断の努力を続けていくことが、自分の運命に影響できる唯一の方法!」という力強いメッセージを私たちに伝えてくださいました。

高橋さんのおっしゃっていた「何事にもチャレンジする!」という心構えは、我々RAにとっても非常に大切な考え方だと言えます。一つの分野に凝り固まることなく、常に新たな分野への挑戦を恐れないことが、素晴らしいキャリアパスを創るための道標となるのでしょう。

(Texted by : RA 6期生 理工学研究科 修士1年 八木 賢太郎)

髙橋 秀明 氏

慶應丸の内シティキャンパス 講師紹介HP
https://www.keiomcc.com/faculty/teacher/takahashihideaki.html

オリックス 役員情報HP
http://www.orix.co.jp/grp/company/officer/profile/h_takahashi.html

福岡銀行(株) 役員紹介HP
https://www.fukuoka-fg.com/company/executive

ワシントン大学 今井眞一郎教授 「国際的にリーダーシップを発揮するために重要なことは何か:老化・寿命研究の最先端を交えて」

2017年5月27日(土)、本プログラムの活動拠点である日吉西別館において、今井 眞一郎氏(M.D., Ph.D., Professor, Washington University School of Medicine)よりご講演をいただきました。

今日本は超高齢化•少子化社会に向かっており、抗老化方法を樹立することが急務の課題であることは論を待ちません。これは全身性の抗老化を実現し、健康寿命を延ばすことを意味します。今井氏は抗老化方法の樹立に向け、アメリカのワシントン大学で老化・寿命のメカニズム解明の研究をなされており、日本での研究を含めると今年で30年目になります。本講演では世界の最先端でご活躍されている今井氏に、「国際的にリーダーシップを発揮するとは如何なることなのか」という主題のもと、ご自身の研究概要も含めてお話頂きました。

研究に限らず、ビジネス、政治においても、リーダーシップが発揮されるべき場面は多々存在します。では国際的にリーダーシップを発揮する上で重要なことは何なのでしょうか。今井氏はBig Pictureが必要であると説かれます。Big Pictureに設定すべき内容は、誰にとっても重要であることはわかるが、既存の手法の組み合わせのみでは解決が困難であるものです。Big Pictureを設定した後に、次の3つの重要な段階を繰り返していくことが必要になります。

1つ目は「Prioritization」であり、優先順位付けを指します。物事を行う際、様々な選択肢が存在しますが、何が最も重要なのかを深く考えることが極めて大切になります。例えば、今井氏は毎朝熱い朝風呂に入り、交感神経を刺激して、様々な課題の優先順位を考えられているそうです。

2つ目は「Communication」であり、重要課題の実行に必要な様々な人々との関係構築を行います。E-mail等によるコンタクトの後にも、実際に会って話をし、自分の考えていることに共鳴してくれるのか、真摯に協力してくれるのか、といった点を見極めることが非常に重要となります。

3つ目が「Organization」であり、実行の具体的な手順、時間、資金、情報を統合するプロセスです。どれだけのリソースが自分の成し遂げたいことに必要なのかを把握することが重要です。特に必要とされる時間を推定することは重要であり、自分で自分に期限を切ることが重要になります。

今井氏の研究室ではこの3つが「今井ラボのマントラ」と呼ばれているそうです。これらを毎日のように再評価、実行していくのがリーダーへの道であり、それを続けていくためにはPassion、つまり情熱が必要です。 そして、自分の抱くBig Pictureを他者に上手く伝えるために、プレゼンテーションが極めて重要であると説かれ、如何にしたら優れたプレゼンテーションを行うことができるのか、についてもお話頂きました。プレゼンテーションにおいても、Big Pictureでの3つの重要な段階と相似のものが存在します。そして、プレゼンテーションとは、「Big Pictureを自己実現していくためのステップ」であり、その一つ一つが「総合芸術」として完成される必要がある、と今井氏は説きます。

きちんとしたBig Pictureを打ち出し、リーダーシップを取っていくことで、日本も十分研究で世界と勝負することができる、というお言葉を頂いた上で、現在今井氏の研究室では抗老化がマウスにおける基礎研究の段階からヒトでの臨床実験の段階に進みつつある、というお話を聞き、我々RAは深い感銘を受け、今後の行動の指針を得ることができました。

(Texted by : RA 6期生 理工学研究科 修士1年 山口 智史)

今井 眞一郎 氏
M.D., Ph.D. Professor
Washington University School of Medicine
http://devbio.wustl.edu/faculty/faculty-members/shin-ichiro-imai

Prof. Eva Wiberg, Prof. Viktor Owall, Prof. Olov Sterner and Mr. Richard Stenelo from Lund University gave a lecture at the Hiyoshi West Annex Building.They introduced education, research and environment of Lund University

On Saturday, April 22, Prof. Eva Wiberg, Prof. Viktor Owall, Prof. Olov Sterner and Mr. Richard Stenelo from Lund University gave a lecture at the Hiyoshi West Annex Building. They introduced education, research and environment of Lund University and then they had a question/answer session to understand what Lund University achieves and seeks.

Lund University is a comprehensive university, which has 8 faculties, Medicine, Engineering, Science, Social Sciences, Humanities and Technology, Economics and Management, Law and Fine and Performing Arts. They also have a vision: “a world-class university that works to understand, explain and improve our world and the human condition”. They have conducted various research and have been innovating. For example, The Tetra Pak, Bluetooth and Nicorette have been developed from Lund University and their partner companies. They told us that innovation is occurred when sharing competence and discussing with others. Sweden has a law on intellectual property rights of ownership for academic staff. According to this law, lecturers, researchers and doctoral students own the right to their own research results. It helps Lund University to be innovative. They focus on education as well as research. For instance, they have various engineering programs and international master programs. Not only researchers but also students at Lund University made innovation happened. One of them got an idea of reusing shower for saving water and reducing energy.

Lund University is a most international university in Sweden, because 15 % of students and 40% of research students at Lund University are international students. Lund University joins several associations for universities. League of European Research Universities (LERU) is a network to promote European education, research and innovation. Universitas 21 is international network of 25 leading research-intensive universities in 16 countries. Lund University is open to others and promote diversity. They also have a lot of female students and the average age when finishing the Ph.D. is 35. It means that there are various students and teachers that have different background. Also, 90% of Ph.D. holders go to industry. The career of students at Lund University is various. Lund University regard diversity or different ideas as important.

We, research assistants (RAs) of Program Leading Graduate School (PLGS) at Keio University, could learn a lot of things from the lecture. Innovation come from different ideas and different people. RAs are from 10 different graduate schools and we have mentors who have different backgrounds. Therefore, we have an opportunity to make innovation happened.

By Yuma Sakakibara, Enrolled in 2017 Spring, M1, Graduate School of Science and Technology

Prof. Eva Wiberg, Deputy Vice-Chancellor.
Prof. Viktor Owall, Dean Faculty of Engineering.
Prof. Olov Sterner, Dean Faculty of Science.
Mr. Richard Stenelo, International Director & Deputy Executive Director.
Lund University
http://www.lunduniversity.lu.se

Lund大学副学長ご一行が当プログラム活動拠点をご視察

4月22日(土)にLund大学のEva Wiberg副学長、工学部長、理学部長のご一行が、本プログラムの活動拠点(日吉キャンパス西別館)を訪問され、新年度の活動を開始した学生たちを視察されました。メンターゼミ視察、選抜学生7名との意見交換の後、全プログラム生に向けてご講演をいただき、活発な質疑応答が行われました。ご一行は、本プログラムの特徴であるダブルディグリーMMD教育システムと、産業界の現役役員・部長クラスのメンターが毎週開講する少人数メンターゼミに高い関心を寄せられました。
Lund大学はスウェーデン南部に位置し、1666年に設立され長い歴史を有し、約4万人の学生を擁するTHE大学ランキング96位(QS73位)の名門総合大学です。
http://www.lunduniversity.lu.se/


Eva Wiberg副学長のご講演

島崎ゼミのご視察

山崎ゼミのご視察

学生7名との意見交換会

“The Hidden Human Model” Professor Yannis Stylianou, The Professor of Speech Processing at The University of Crete, in Greece, Department of Computer Science, and “My career” Professor Masami Akamine, The Mentor of Keio Leading Program.

On Saturday, November 26th, 2016, Professor Yannis Stylianou and Professor Masami Akamine gave us their presentations entitled “The Hidden Human Model” and “My career” at the Hiyoshi West Annex, the base of this Leading Program.

Professor Stylianou is currently the Professor of Speech Processing at the University of Crete, in Greece, Department of Computer Science, and since 2013, he has been also the Group Leader of the Speech Technology Group at Toshiba Cambridge Research Lab, UK. After obtaining Bachelor’s degree (in Electrical Engineering) from National Technical University of Athens (NTUA) Greece, he pursued his graduate studies in France and acquired a doctorate degree in Signal Processing from Ecole Nationale Supérieure des Télécommunications de Paris (ENST-Paris).

In their presentations, Professor Stylianou presented a model named “Hidden Human Model” as a way to draw our life with a hidden and an observation lines and with a circle as a wheel that advances our life. The observation line is the discrete timeline which represents our observable turning points and achievements. The hidden line is the continuous timeline which represents our invisible continuous efforts for our achievements on the first line. The circle consists of our principles or interests, and creates continuous events on the hidden line, which then produces the observations on the first line. Based on his model, he illustrated how to pursue our career paths forward. Professor Akamine told us how he had tackled a lot of obstacles in his life and encouraged each of us not to give up dreams.

All students in our program were inspired by their enthusiastic lectures. From their words, we learned the importance of changing the perception of things. Although we cannot necessarily do what we want to do, we can do things in the way we want. Professor Stylianou and Professor Akamine have hit a wall many times and overcome it by changing their perception of things. On the way to becoming a global leader, we will face many obstacles and this lecture will be definitely helpful and encourage us at that moment.

(By Keisuke Ujike, Enrolled in Spring, 2016, M1, Graduate School of Media and Governance)

HP address of the University of Crete, in Greece, Department of Computer Science:
https://www.csd.uoc.gr/en/
HP address of Speech Technology Group at Toshiba Cambridge Research Lab
http://www.toshiba.eu/eu/Cambridge-Research-Laboratory/Speech-Technology-Group/

株式会社キャンサースキャン代表取締役 福吉 潤氏 「社会を変えるマーケティングとは」

2016年12月3日(土)、本プログラムの活動拠点日吉西別館にて、P&GからハーバードMBAを経て、現在株式会社キャンサースキャンを立ち上げた福吉潤氏に講演して頂きました。

福吉氏は社会的に予防医療の普及に問題意識を持ち、株式会社キャンサースキャンの代表取締役として、ご活躍されております。本公演では、P&Gで培った知識を用いて、社会に貢献する事業を立ち上げた経緯についてお話をして頂きました。

お話の中では、P&Gから「専門性」を養い、MBAから「コラボレーション」が生まれた経緯についてご紹介したいと思います。
一つ目のキーワードである「専門性」は、福吉氏がマーケターとしてP&Gで働き、その一例として洗剤のアリエールを15%のシェアを20%にした経験をケース・スタディ方式でお話をしてくださいました。ここでの重要な要素は、どのようにして差別化を図るかです。セグメンテーションを行い、そのターゲットに訴求力が高まるように、製品的な特長を便益に転換することにより、消費者へのニーズへと繋がり、消費者の購買意欲へと繋がるのです。
二つ目のキーワードである「コラボレーション」は、ハーバードMBAで医療に携わっている人との出会いがきっかけで、連携が始まり、現会社であるキャンサースキャンが立ち上がったことをお話いただきました。キャンサースキャンは医療とマーケティングが組み合わさった会社であり、がんの予防を促すために、マーケティングを利用して、がん検診に行く人を増やすための取り組みを行っています。

最後に、福吉氏はマーケティングという専門を極めたことによって、医療とマーケティングという組み合わせができた経験から、私たちのリーディング大学院プログラムの意義に対し理解を示してくれました。私たちリーディング大学院では、主専攻を軸に博士まで専門性を高めると共に、副専攻と水飲み場効果により他分野の専門の人と交流することで、「コラボレーション」が生みやすいプログラムになっております。

専門性を持つことは、新しいものを生み出す力に繋がるとおしゃっておりました。最後に、福吉氏は「0→1」への事業を今後も立ち上げたいと、今後を見据えたお話もして頂きました。

(Texted by: Texted by: RA5期生 政策・メディア研究科 修士1年 久保 友理恵)

福吉 潤氏
株式会社キャンサースキャン代表取締役 
株式会社キャンサースキャン:https://cancerscan.jp/